ウェットフードのメリットデメリット

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ウェットキャットフードは、缶詰やパウチ、カップなどいろいろな種類があります。
そのメリットとデメリットを見ていきます。
メリットは、含有水分量が約75~85%と高く、水分補給ができるということがあります。
水分補給ができるということは、猫は尿路結石や腎臓病になりやすいものですから、それらの予防効果が期待できます。

ウェットシートの最大の利点は、肉や魚などの素材のにおいが食欲を促進し、食いつきがいいことです。
フレーク、ムース、ペースト、スープなど、いろいろなタイプがあり、用途によって使い分けもできます。
嗜好性の高いものですから、嗜好性の合うものを選択し、ドライフードのトッピングとして、または、混ぜることにより食欲を増進してくれます。
水分量が多く、食べる量に対するカロリーは低いため、肥満予防も期待できます。
肥満猫には、ダイエット用の食事としても使えます。
カロリー少なめのものを選択すれば、猫が満足しながら痩せることもできます。
植物由来のタンパク質の多いドライキャットフードと違い、動物性タンパク質のものが多いのも、猫の肉食の食性に合ったものといえます。

デメリットは、量に対する栄養価が低いことです。
含有水分量が多いため、同じ量でもドライフードに比べ栄養価は低くなります。
ドライフードと同様の栄養を摂取するためには、より多く食べなければならないということです。
しかし、価格的にもドライフードよりも高いものですから、経済的な負担にもなります。
しかも、開封後の保存は難しく、冷蔵庫に保存したとしても、その日のうちに処分するほうが、猫の健康のためです。
ウェットキャットフードは柔らかいということもあり、口の中に残りやすく、口臭や歯石の原因となり、虫歯にもなりやすいといわれます。
さらに、添加物も多いことから、長期的に継続して与えた場合の健康面が懸念されます。

どのようなものにもメリット・デメリットはあります。
しかし、ウェットキャットフードとドライキャットフードを併用することにより、それぞれのメリットを活かし、デメリットを回避することができます。
フードもバランスが大切ですが、与え方もバランスを考えましょう。
また、知っておきたい安価なキャットフードに関しても合わせてご覧ください。