高齢猫用キャットフード

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一般的に7歳を過ぎると、老猫やシニア猫と呼びますが、かなり個体差があります。
以前と比べ食生活がよくなったせいか、10歳どころか15歳過ぎても衰えを見せない猫も多くなり、人間社会と同じようです。
高齢になると基礎代謝も低下し、運動量も減ります。
消費エネルギーも少なくなりますから、1回の食事の量も減ってきますので、健康管理面からも食事の回数を3~4回に増やします。
一日に必要なエネルギーは、体重1kgあたり60kcalということになりますので、これを小分けして与えます。
回数を増やすことで、健康状態を確認する機会も増えますので、それ以上の回数でも構いません。
ただし、7~8回というように過剰になるのは内臓にとってよくはありませんので、獣医師と相談するほうがいいでしょう。
高齢になると、歯の状態の悪化や腎臓病のリスクも高まりますので、状況に応じて柔らかいウェットフードを多く与えるようにします。
ウェットフードは嗜好性も高く水分も多いため、食欲増進効果、泌尿器や腎臓病のリスクを低減する効果が期待できます。

ドライフードもウェットフードも、年齢に応じた栄養成分をバランスよく配合した総合栄養食が多く販売されています。
それらを基本食として使うと、食事のコントロールが楽にできます。
メーカー各社で販売されていますので、いろいろなメーカーの製品を使うことで、違った味や食感が楽しめます。
年を取ったと感じるのは、水をたくさん飲むようになり、度々トイレに行くようになった時です。
腎臓の機能が衰えるため、水をたくさん飲み、たくさん排尿する必要があるのです。
この状態になったら、ウェットフードに水を加えると、食事をしながら、より多くの水分を補給することができます。
自分で水を飲み、排尿することは、まだ、身体をコントロールする力があるということですから、充分な栄養補給と水分補給を怠らないことです。
高齢猫の元気の秘訣は、よく食べ、よく水を飲み、よくおしっこをすることです。
こちらの老猫のためのキャットフードにも書いてあるので合わせてご覧ください。